03. DESIGNER
S.T.
2014年入社 / 前職:グラフィックデザイナー
あんさんぶるスターズ!!
グラフィックデザイナー / リードUIデザイナー
誰かを感動させたい、という想いがないと 自社開発はできない。



入社まで受託ではなく、「自社開発」でキャリアアップを。
デザイン系の学校を卒業して、20歳で大阪にあるオンラインゲームの会社へwebデザイナーとして入社しました。小さな会社でしたから、webもやりながらゲームのグラフィックも担当していました。入社から5年たった25歳のときに、転職を決意。理由は2つ。1つは出身地の京都で働きたかったから。もう1つは、自社開発をしている会社に行きたかった。前の会社は受託開発がほとんどで、発注主から言われた通りにつくることが基本。自分たちから「こうしたい」という発信が難しかったのです。今のままではデザイナーとしてのキャリアアップができないという危機感もありました。もともとゲームが大好きだったこともあり、「ゲーム」×「京都」×「自社開発」ということでひっかかってきたのがHappy Elements株式会社でした。
現在の仕事企画から実装まで、幅広くUIデザインを担当。
2014年9月に、当社に入社。入社2年目のとき、『あんさんぶるスターズ!』のリリースを控える中、UI経験のある人が少ないという話を耳にして、リーダーの人に「僕に手伝わせてください」と直談判。参加を認められて、無事リリースに。ユーザーさんの反響もすごく良くて、うれしかったですね。熱意とスキルがあれば、入社して日が浅くても任せてもらえる。当社の社風ですね。
その後は、いくつかのゲームの開発・運用を経て、『あんさんぶるスターズ!!Basic/Music(以下、あんスタ!!)』の立ち上げを担当することに。現在は、リードUIデザイナーとして、メインUIの制作やグラフィックデザインのディレクション、ロゴ作成などを担当。またグラフィックチームのメンバー管理や育成、タスク管理などマネジメント業務も行っています。
UIデザインは、ユーザーさんがストレスなくゲームを進行できるようにデザインすることがベースです。基本的な流れとしては、まずプランナーやエンジニアとともに企画の内容を具体的につめていきます。そこからどんな画面が必要か、ボタンやロゴはどうすれば良いかなど、実際にモック(試作)にしながらイメージをすり合わせていきます。イメージが固まれば、画面の仕様書を作成。それをもとに、具体的なUIのグラフィックやロゴを作成。『あんスタ!!』の場合、このあたりの裁量は、かなりグラフィックデザイナーに与えられています。
ここがHappy Elements株式会社らしさ!
「良いものをつくるために」を 中心にした環境。受託開発が中心だった前職では、クライアントとの予算や納期の調整など、ものづくり以外で悩まないといけない部分が多くありました。当社ではそれらよりも「良いものをつくる」ことが最優先で、会社側もそこをサポートしてくれます。まさにクリエイター・ファーストで、キャリア入社の人は誰しも実感していると思います。また、人間関係のトラブルも私の周囲では見たことがない。それは、予算やビジネス的な話よりも、「今つくっているものを、もっと良くするにはどうするか」という視点を中心に会話できる環境だからだと思います。
思い出に残る仕事ゲームづくりの「筋トレ」制度をつくる。
ゲーム業界はどんどん開発の規模が大きくなっていて、1本をリリースするまでに何年もかかることもあります。つまり新しく入社する人たちにとって、新規プロジェクトの立ち上げ経験が積みづらくなっています。ゼロからつくる経験があってこそ成長する。そう考えて、会社と相談して立ち上げたのが「サブプロジェクト制度」です。これは、業務外の時間で、新しいアプリをみんなでつくろう、という制度。イラストレーターやデザイナーなどアプリの立ち上げ経験がない人向けに、ミニゲームをつくることでプロジェクト立ち上げを擬似体験するわけです。ゲームづくりの「筋トレ」ですね。希望するメンバーが集まり、ミニゲームをつくって、ストアで販売する。社内でも人気で開催するたびに参加人数が増えています。こういった制度を、柔軟に企画・実施できるのも、当社の良さかもしれません。
今後の夢感動の、恩返しをしたい。
私自身、小さなころからゲームやアニメが大好きで、これまでさまざまなコンテンツから、たくさんの感動を与えてもらいました。だからこそ、私も同じように誰かを感動させるゲームを生み出したい。ユーザーさんにとびきり楽しい体験をしてもらいたい。それが私の原動力です。特に自社開発では、そういうマインドがないと、ゲームづくりに携わることは難しいと思うのです。グラフィックデザイナーという立場ですが、自分で企画して新規プロジェクトを立ち上げてみたい。また、立ち上げをやりたいと思っている若手メンバーの手助けもしてあげたい。私自身は、正直なところマネジメントは得意じゃない。とくに人の育成やメンタルケアは難しいし、代わってくれる人がいれば代わってほしい(笑)。でも挑戦する人は好きだし、できるだけ支えてあげたい。そう思います。